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キャスト
シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)
『カウボーイ & エイリアン』の主演を降板して挑んだらしい本作品、
(ロバート・ダウニー・Jrバージョンのカウボーイ & エイリアンもちょっと見たかったですけどね…)
CMで話題を呼んだ「誰か一人でも騙せましたか?それで?!」な女装姿をはじめ、
前作を上回るアクション、渾身の全身タイツ、相棒の奥さんを走る列車から突き落とすなど、ハッスルなさってます。
気合いを感じますが、その気合いがちょっと変な方向に向かっている気も。
でも、やっぱりジェームズ・モリアーティ教授との真剣勝負はカッコいい!
これだけ書きましたが、本作、前作以上に相棒のワトスン君がはじけていらっしゃるので、
相対的にはわりと真っ当な人物に見えます。(前作比)
ワトスン君を介護したりしてるしね。
ジョン・H・ワトスン(ジュード・ロウ)
ジュード・ロウって、ホームズシリーズ以前は、
『A.I』のジゴロ・ジョーとか、
『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』のジョー・サリヴァンとか、
どうもちょっと「顔面に栄養行き過ぎて、脳みそに栄養行き渡ってない残念な人」の役をよくやるイメージだったのですが、
ワトスンは珍しく、しっかり者でカッコいいです。
おばか不憫代表者 |
不憫っちゃ不憫だけどサバイバル力高め |
口ひげも21世紀に生きる人とは思えないくらいに合ってますよね。オフでも生やせば良いのに。
前作でも、過去のシャーロックホームズ関連作品と比べて、随分ワトスンがフューチャーされていたガイ・リッチー版ホームズですが、
本作ではよりいっそう大活躍します。もはや主役。
というかホームズが攫われたり死にかけたりと姫ポジに徹しているので、
しょうがなく助けにいってるという感じ。
新婚旅行をランボーみたいなヤツ(軽く女装)に邪魔されたらもっとキレていいと思います。ワトスン君心広い。
しかし本作は、
賭けトランプで邪悪な高笑いをあげる姿、
ベロンベロンに酔っぱらって管を巻く姿、
やけくそジプシーダンスなど、
ワトスンのダメな部分もがっつり描かれていて、
「なんだお前ら(ホームズとワトソン)似た者同士じゃねーか」と思える仕上がりです。
マイクロフト・ホームズ(スティーヴン・フライ)
ホームズのお兄ちゃんを怪演していらしたスティーヴン・フライ。
裸族が妙にしっくりきてました。
なんだか見覚えのある顔だなーとおもってググったら、
『オスカー・ワイルド』のオスカー・ワイルド役の方…!
ワトスン役の人のことを考えると、
ちょっと心臓がザワザワしました。
ワ〜〜オ! |
感想
真面目にアクションし、謎解きもしてます。各所レビューで「シャドウ ゲームは1以上にアクション映画だった」と言われていますが、
『オーシャンズ11』的などんでん返しもあり、個人的には満足でした。
手帳のパラパラ漫画のくだりとか、気持ちのいい逆転劇でかなりワクワク出来ましたし。
むしろアクションの魅せ方は前回とあまり変化がないのでちょっと飽きちゃったかも。
(飛行機の中だったので、画面が小さかったのもあるのですが)
ホームズとワトスンが「ゲイっぽい!」と随所で言われてますが、
ガイ・リッチー監督自体が「女の入る隙はねーぜ!!男の熱い友情だぜ!!」って映画を撮る人なんで、
それを考えたら普通かな〜。バディ映画ですし。ダンスシーンはちょっと「???」となりましたが。
ホームズのワトスンに対する執着というか固執は、
「小学生くらいの男の子が、友達の男の子に彼女ができたのが面白くなくてグチグチ言ってる」みたいな印象でした。
是非次回作は、「ワトスンがホームズの助手になるまで」のストーリーを、ホームズとアイリーン、ワトスンとメアリーの馴れ初めも交えて『シャーロックホームズ:0(ゼロ)』ということで!ガイの兄貴よろしくお願いします!子犬のグラッドストーンも頼んだ!
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