K-20 怪人二十面相・伝 - Wikipedia
テレビ放映で視聴しました。
キャスト
遠藤平吉(金城武)
邦画、アジア映画に疎いので(レッドクリフすら観てない)、
「ターザン」の声やってたなーとか、
最近だと「死神の精度」の死神やってたけど正直微妙だったなー という程度で、
特に好きでも嫌いでもない印象でした、が、
平吉役はかなり良かったです!
演技がどうのこうののという前に、
「場末のサーカスのアクロバット役者」という設定が妙にフィットしてました。
演技は正直…??という感じなのですが、全然気になりません。人間力?
考えなしな行動もするけど、自分が悪い時はちゃんと反省する良い奴で、
とにかく可愛い可哀想な役。ディスニー映画に出てきそうな性格の主人公でした。
羽柴葉子(松たか子)
正直「もっと若い子連れてこいよ」と思わないことはなかったのですが、
後半どんどんピッタリハマって行きました。
明智小五郎(仲村トオル)
イケメンでした。
仲村トオルファンは観ない手はないとおもいます。
明智小五郎役が似合っていました。
故にラストが???だったです…
脇ががっちりしてるのは、大作映画の特権ですね!
一瞬しか出てこなかった要潤もなんか良かったです。
一瞬しか出てこなかった要潤もなんか良かったです。
感想
散々な評判を聞いていたんですが、面白かったです!
もっと早く見ればよかった!スチームパンク的な世界観もイイ!
平吉の感情の変化についていけない(何考えてるかわかんない)、というレビューを多々見受けましたが、ディスニーアニメ等に慣れている方であれば、このスピーディーな心境変化には全然ついていけると思います。余裕です。慣れてない人は振り落とされるかも。
ダークヒーローと義賊モノは全く別物だと私は思っているのですが、K-20は後者の義賊モノというジャンルの王道を突っ走ってる印象です。そいういう意味では、アメコミというよりルパンとか、『マスク・オブ・ゾロ』っぽいかもしれません。金城さん自身ちょっとアントニオ・バンデラスっぽい感じもしますし。
ダークヒーローの代表はバットマンとかですかね。己の正義に悩み苦悩しながら正義を実行する感じのヒーロー像。
心なしか、色々と似ている気がする。 アンソニー・ホプキンス出てたね〜 |
ダークヒーローの代表はバットマンとかですかね。己の正義に悩み苦悩しながら正義を実行する感じのヒーロー像。
あと平吉の泥棒修行のシーンでの成長ぶりも楽しく、
修行シーンファンに優しい仕様でした。
(スターウォーズのルーク修行シーンを始め、ディズニー映画でいうとヘラクレスとかムーランとか、
全然できない → 超頑張る(たくさん失敗もする) →急成長!!
という流れが妙に大好きなんです。)
近年邦画といえば、「漫画の映画化」「田舎の景色(特に山)綺麗系」「ハードなアート系」が多すぎると思うので、そういう状況のなかで少数派である「映画オリジナルの娯楽大作」(原作小説はありますが)を、お金をかけて作ろうとした試みに拍手を送りたいと思うのです。もっと作って!
気になるところがなかったかといえば嘘になります。
明智小五郎が中盤まで非常にかっこよかったのに、ラストで急激に小物にスケールダウンする感じとか、どうにかならなかったのかー?とは思います。
世界征服って言われると急激に「そんなんでいいのか?」と思ってしまうので。
ただ、平吉が怪人二十面相としての人生を選ぶ話の流れは非常にスカッ!とするので、
そういうふうに持っていくためにはああするしかなかったのかなぁ。
とはいえ「日本だってエンタメ一本でここまで出来るぞ!」をみせてくれた楽しい映画でした!
こういうの増えろ!
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